海の森 サンゴ礁の異変

10月と言うのにまだまだ夏のような日が続いておりますね。
昨日もまだ薄着でサーフィンをすることができるくらいの水温で、例年では考えられないくらい水温も高いようです。

地球の温暖化が原因ではないかとされている海水温の上昇。それが原因とされているのが、海の生態系で重要な役割を担っている海の森、“サンゴ礁”が死んでいってしまう白化現象です。
サンゴは実は動物で、イソギンチャクやクラゲの仲間です。温かい海に生息しておりますが、そのサンゴと共に暮らしている藻類が海水温度の上昇に耐えられず、離れて行ってしまうと、サンゴが白くなり、その状態が長く続くとサンゴは死んでしまうのです。

海水温の上昇の他に、サンゴの“ストレス”も原因とされています。
サンゴにとってのストレスとは、たとえば、淡水や土砂の流入などで海水内の環境の変化が起こること。海岸の整備や埋め立てなどの工事などがその要因です。

先にお伝えしたように、サンゴは動物であるのですが、二酸化炭素を吸収し酸素を排出する植物ような性質も持っています。しかも、二酸化炭素の吸収量は植物よりも多いというから、驚きだ。
サンゴは、蒼い海だけでなく、実は地球全体のバランスを保つのに重要な生き物のようです。このサンゴの森を守ることは、地球を守ることと同じことになるでしょう。

もうすでに、多くの場所でこの問題が取り上げられ、アクションを起こしている国や地域も多く存在しています。
私たちサーファーも、きれいな海が大好きです。目の前の海にサンゴ礁はなくても、海は世界に一つ、みんなつながっているのです。目の前の海をきれいにする「ビーチクリーン」そして、ゴミを出さない、無駄を出さない、環境に考慮した洗剤を使うなど、身近に自身でできるサンゴ礁保全のお手伝いがたくさんあるようです。

海を大切にという想いを、毎日の中に取り込んでみんなで守り続けましょうね。

 

海の学校事務局   桜井

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